今更なんですが、放射能物質の暫定基準値を見直してみました。
■食べもの (いずれもBa/Kg)
アメリカ法令基準 170
ウクライナ(野菜/セシウム137) 40
ベラルーシ(野菜)100 (子ども37)
コーデックス委員会 100
日本のこれまでの輸入品規制値 370
日本の暫定基準値(セシウム137)500
日本の暫定基準値(ヨウ素)2000
(コーデックス委員会:食品の国際規格などをつくるために設立されたFAOとWHOの合同食品規格委員会)
ははん、これでスーパーでも百貨店の食品売り場でも
東北、関東野菜、魚、肉のオンパレードってわけですね。
大気中の放射能量がかなり高かった時期でも、野菜が出荷されていて、安全宣言が出されるのはなぜ?
という疑問が解けた気がします。基準値ゆる〜〜〜いもの。
であれば、検査体制はどうなっているのでしょう?
出荷されている食品はどうやって調べているのでしょうか?
厚労省の方針によると、関係する各都県はそれぞれ、複数の検査対象の地区を設けているものの、
検査品目や頻度はまちまち。出荷や消費量のいいものが優先され、検査されていない品目も少ないようです。
その理由は、自治体の食品分析センターが追いつかないという理由と産地の端から端まで調べなくても
飛散状況は把握できるからとのこと。
いっそ、プライス表に産地と一緒にセシウム137やヨウ素の数値も出してはどうでしょう?
老若男女、いろいろな消費者がいて放射能物質に対する考え方もまちまち。
「わが家は老人家族だから、いいわ」という家もあれば、
成長期の子どもがいる家庭は少しでも被曝を避けようと務めているお母さんもいらっしゃることでしょう。
基準値を「非常時」の対応にせず、事実の開示と選択の自由を。
とはいえ、一個人としては、危険地域の食品に対する措置として
事故後すぐに政府が買い取り、すべての食品を市場に出さないという
大胆かつ人道的方針を打ち出してもらいたかったです。けどね。。。。
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